wired.jp ビリギャル、ソニー、ビットコイン──日本発の「coincheck」が描く未来のお金
「国境のないお金」の市場
ビットコインは主に、リアルのビットコインATMか、インターネット上の交換所で、外貨のように売買することで入手できる。
手順は同じでも、一般的な外貨が、概ね発行している国の国境に使用範囲を限定されるのに対し、ビットコインはEメールを送ることのできる場所であれば、どこでも、誰でも使うことができる。国も国籍も関係ない、世界でもっとも自由な通貨だ。
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このビットコインの特徴はそのまま、coincheckのビジネスの特徴に言い換えられる。「フィリピンの出稼ぎ労働者の海外送金に関する相談から、個人トレーダーからのAPI提供の相談、シリコンヴァレーの“ビットコイン2.0”系スタートアップとのコラボレーションの提案までが毎日メールボックスに届きます」そう話すのは大塚雄介。coincheckを運営する株式会社レジュプレスの取締役だ。...continue to read