エディトリアルコード 編集実務規範
正確性
当社では出版・報道の正確性を最優先事項とする。重大な誤りがあれば速やかに適切な謝罪とともに訂正し、反論の機会を公平に提供するとともに、意見と事実を明確に区別する。
盗作
信頼性の高い出典が特定できないものを報道・出版する行為や、他人の作品を自分の作品として発表したり、適切な出典表示なしに素材を複製したりする行為を行わない。
プライバシー
誰もが、個人の生活や家族、家庭、健康、コミュニケーションに関するプライバシーの権利を有しており、これらへの同意のない侵入を正当化してはならない。したがって情報の公開や、公開ステータスは、プライバシーを尊重した上で適切に考慮する。またプライバシーが守られることが期待される場所で、同意なく個人を撮影・取材することは容認せず、これを行わない。
ハラスメント
威圧、嫌がらせ、執拗な追跡は社会的に避けられるべきであり、当社はこれらハラスメントとされるものすべてに加担しない。
生成AI
生成AIは、例外を除く直接的利用は行わず、間接的利用のみを行うものとする。
当社は、生成AIに対し、慎重な立場をとる。ChatGPTやMidjourneyなどの生成AIはデジタルコンテンツを生成するが、偏り、所有権、盗作、信頼性などの点で生じる問題が議論されており、しばしばエラーや不正確さをもたらす。そのため、AIが生成したテキストや画像は、それらの使用を明示する意図的な例外を除き、直接当社の制作物・出版物等に使用しない。これを生成AIの直接的利用と呼ぶ。生成AIの直接的利用を例外的に行う場合、生成AIの利用について、当社の制作物・出版物等にその使用を明記するものとする。
ただし、当社は生成AIの有益性を段階的に認める立場も同時に取る。現在は、生成AIによる生成物が、その生成内容の具体的引用元が明確であり、それらが事前に策定された関係者の著作権を含むすべての権利を侵害しない方法で使用される場合、また、生成・記述内容等における学術的典拠等が制作者側にとって明確である場合、つまりAIによる生成物が制作者(当社)の完全なコントール下に置かれている場合に限り、当社はAIによる生成・記述内容を、当社の制作物・出版物等に間接的に利用することができる。これを、生成AIの間接的利用と呼ぶ。「完全なコントール下」とは、制作者が、生成された内容についてすべての引用元、典拠等について説明でき、かつそれらが事前に策定された関係者間の権利を侵害しないものであることを文書にて明示できる場合を指す。
制作物の修正・変更対応に関するポリシー
【納品物の「修正」の定義】
事前に取り決めを行った業務・作業内容について、弊社の作業内容に瑕疵が認められた場合に発生する作業を「修正作業」と定義する。
この定義にみあう修正作業については追加料金は発生しない。また、可能な限り迅速に対応を行う。
修正に該当する例:
・具体的に契約書およびそれに準ずる方法によって規定された文章における書式、その他制作物におけるフォーマット、データにおけるファイル形式などが当初の規定と異なっている場合
・弊社からの納品物が、事前に双方によって合意された基準と比し、著しく劣っている場合(文章における誤字脱字、不正確な情報、出典の不明記、明らかな不備など)
【納品物の「変更」の定義】
事前に取り決めを行った業務・作業内容について、弊社の作業内容に不備はなく納品されているが、依頼主都合によって副次的に発生した作業を「変更作業」と定義する。この作業については、原則的には追加料金が発生し、優先的な対応は当社の義務ではない。
変更に該当する例:
・事前に取り決めを行った業務・作業内容にしたがって弊社から依頼主へ納品が行われたが、納品物を検収した結果、事前の取り決めでは規定されていない、新しい作業が必要となった場合。
・事前に取り決めを行った業務・作業内容にしたがって弊社から依頼主へ納品が行われたが、依頼主から見たクライアント(つまりプロジェクト全体では、弊社は再委託先となる場合)からの申し出により、弊社からの納品物に別途対応が必要となった場合。※依頼主から見たクライアント都合の修正については、弊社ではすべて「変更対応」とする。
稼働時間について
当社の営業時間は平日午前9時から午後6時までとする。時間外対応は連絡含め、原則的には行わない。