wired.jp 区公認のイノヴェイションの「揺りかご」SHIPの異端児たち
インタビュー・執筆:
通信、医学、コンピューターサイエンス…。世界を変え、未来を開拓したイノヴェイションはどれも、かつては異端とされてきたテクノロジーであり、ヴィジョンだった。品川区の品川産業支援交流施設「SHIP」は、「行政」が生み出した「異端児」たちの住処だ。逆説的とすら思えるイノヴェイションの創造は、ここで叶うのか。(本誌VOL.23より転載)
品川区の品川産業支援交流施設「SHIP」(Shinagawa Industrial Platform)は、先鋭的アントレプレナーが異端児として住まうことを許された“特区”になりつつあるようだ。
バイオヴェンチャー・MOLCUREの電子部品のジャングルのようなラボには、人の背丈ほどもある六角柱のデヴァイスが置かれている。抗体医薬品作成における実験工程をすべて機械化し高効率化する「ラボオートメーション」のプロトタイプだ。