ニューヨークにある“詩的プログラマー”の楽園、SFPC
インタビュー・執筆:
SFPC(School For Poetic Computation)、直訳すれば「詩的なコンピューテーションのための学校」という、ちょっと不思議な名称を持つオルタナティヴ·スクールがNYにある。世界中から若手のクリエイティブ·コーダーやアーティスト、デザイナーが集結するその学校では、どんな実践が行われているのだろうか? NYのSFPC本拠地の様子をレポートする。
――155 Bank street, West Village, New York
ニューヨークのロウアーマンハッタンのほぼ最西北。そこに「SFPC(School For Poetic Computation)」はある。
学校の名称にある、「詩」と「計算(コンピューテーション)」がどんなふうに結びつくのだろうと思いを巡らせながら、地下鉄の駅『14St.』で降り、SFPCにほど近いチェルシー地区を歩く。
このあたりは元倉庫街が一変して高級ギャラリーのひしめく地区へと発展した、多様な文化と歴史が渦巻くエリアだ。ロースターのあるコーヒーショップでコーヒーを買って、現代アートからファインアートまで、興味の向くままに足を止めながら街歩きをするのに最適。
すぐ近くにはGoogleのニューヨークオフィスや、観光客と地元の買い物客でにぎわう「チェルシー·マーケット」もあり、マンハッタンの中でもアートとテクノロジーとヒップなカルチャーが混ざり合った場所だともいえるだろう。...continue to read